もろみ酢とは、沖縄の銘酒「泡盛」の製造過程で、もろみを蒸留した後の酒粕から抽出したエキスです。 「泡盛」の製造に欠かせない黒麹菌の発酵過程で、非常に多くのクエン酸を生成し、高温多湿の沖縄においては、酒の元となる「もろみ」を雑菌から守り、良好なアルコール発酵を可能にしています。 もろみ酢は、黒麹菌により生成された天然のクエン酸を主成分とし、さらに、人間の体内では合成できず、どうしても食物から取り入れなければならない8種類のアミノ酸や、ビタミンB群を中心とした各種ビタミン群など人間の必要とする栄養素を含んでいます。泡盛の酒造りの過程における微生物の働きには驚くばかりです。 |
もろみ酢100ml中に約700〜1,000mgという、もろみ酢に豊富に含まれている「クエン酸」は、私たちの体の中で、ある働きをすることから大変な注目を集めています。
世界一の長寿県沖縄県の地酒「泡盛」、その泡盛の元となる「もろみ」には、黒麹菌が生成するクエン酸が大量に含まれています。「もろみ酢」は、泡盛のもろみを用いて作った天然発酵クエン酸飲料です。
さて、この「クエン酸」とは何なのでしょうか?クエン酸は、無色の結晶で、蜜柑やレモンなどの柑橘(かんきつ)類に多く含まれる有機酸のひとつです。有機酸とは、生物の生命活動において産出される酸のことで、もちろん人の体の中でも生成される有用な酸です。有機酸は食品のpH(酸度)を下げ、様々な微生物が増殖することを抑える働きをもっています。
クエン酸、酢酸、リンゴ酸などが有機酸の仲間です。もろみ酢に含まれる有機酸の80%以上がクエン酸です。高温多湿の沖縄において雑菌の繁殖がおさえられ、泡盛などのアルコールの発酵がまもられているのは、このクエン酸のおかげだと言えるでしょう。
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